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フェーズ3
■ オプショナルテクニック

SMASプリケーション

私たちの顔には表情があります。笑う、怒る、しかめっ面、泣き顔、実はこのような表情を作っているのは「表情筋」といわれる一群の筋肉なのです。

この筋肉は一部が顔面の骨に付着し、他の表面は顔の皮膚に入り込んでいる構造をしています。
すなわち、この筋肉を働かせると顔の皮膚が動くわけで、皮膚と筋肉がこの様な関係にある場所は表情筋だけといわれています。

そしてこの多くの要素からなりたつ表情筋は実際はあたかも1枚の筋肉の膜のように見えるため、全体でSMAS(superfisial musuclocutaneous aponeurotic system) と呼ばれています。

フェイスリフト手術では顔の皮下脂肪層で剥離を進めますが、これはちょうどSMASの上の部位ということです。
そこでこのSMASだけを剥離し、皮膚とは別の要素としてこれを引き上げるとフェイスリフト効果が一段と高まります。これがSMASプリケーションです。

私はフェイスリフト手術では、このSMASプリケーションを通常施行することを常識としています。

SMSの剥離
SMASのつりあげ
縫合
SMASプリケーションのためのテクニカルポイント
SMASの下には右図に示すとおり、耳下腺と顔面神経が存在しています。
この両者とも誤って傷つけると大変なことになってしまいます。
手術をする医師は細心の注意をもってSMAS直下を丁寧に剥離しなくてはなりません。
注意をしすぎてSMASが薄すぎても、剥離し足りなくても効果が減じてしまいます。
 
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